バルバロムの思考迷路

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2022年日本シリーズ 面白さ点数化

日本シリーズ全シリーズを点数化してランキング

詳しくは以下を

日本シリーズ面白さランキング(点数化して客観的にランキングするとどうなるか)

https://valvalom1122.hatenablog.com/entry/2021/11/27/231245?_ga=2.181663207.1579525740.1667177578-1970424329.1667177578

 

 

ここでは、2022年を抜粋して記載する

 

第10位 2022年 91.4pt

オリックス[●△●○○○○] ヤクルト

令和初かつ18年ぶりの三冠王となった村上宗隆を擁するヤクルトとパリーグ投手4冠2年連続沢村賞を獲得した山本由伸を擁し、リーグ最終戦ソフトバンクが敗戦したことでマジックを1度も点灯させず逆転優勝を果たしたオリックスという二年連続の組み合わせ。前年同様接戦続きの試合1分2敗から4連勝でオリックスが前年のリベンジを果たし26年ぶりの日本一を決めた。

 

第1戦 ヤクルト5-3 オリックス

https://npb.jp/scores/2022/1022/s-b-01/

 

合計2.0pt(全体264位)

2点差試合 1.0pt

2点差同点 1.0pt

 7年ぶりの神宮球場での日本シリーズ。その幕開けの先発マウンドに立ったのは、7年前の日本シリーズを知る小川泰弘(ヤクルト)、対するオリックスは前年に続き2年連続投手四冠を獲得した山本由伸で始まった。

ヤクルトは1回裏、二死一・二塁からオスナの左翼線2点適時二塁打で先制。対するオリックスは直後の2回表、一死満塁から紅林の右前適時打で1点を返すと、福田が押し出し四球を選び、同点に追いつく。

2-2の3回裏、ヤクルト無死から塩見の左中間へのソロ本塁打で勝ち越すと、続く4回裏にも、無死からオスナが左中間へソロ本塁打を放ち、4-2と2点差とした。オリックスの先発・山本が1試合で2HRを浴びるのは2020年8月11日のソフトバンク戦以来、2年以上ぶりであった。山本は5回裏、先頭打者・キブレハンへ3球目を投じた後、左脇腹の違和感を訴え降板。しかし、後を継いだ比嘉がこの回は三者凡退に抑えた。

 

ヤクルトは6回・木澤、7回・田口と無失点で繋いだ。8回表に登板した清水は二死二塁から代打・T-岡田に中前適時打を浴び1点差とされるも、その裏に村上がオリックスの5番手・平野佳から今シリーズ初本塁打を放ち、5-3と再び2点差とし、9回表は抑え・マクガフが登板し一死一・二塁のピンチを招いたが5番・杉本、代打・頓宮を共に三振に抑え、ヤクルトが第1戦に勝利した。先発の小川は3度目の登板にしてシリーズ初勝利を挙げた。

 

第2ヤクルト3-3 オリックス(延長12回引き分け)

https://npb.jp/scores/2022/1023/s-b-02/

 

合計23.0pt(全体49位)

延長12回 15.0pt

3点差同点  2.0pt

9回同点    6.0pt

 

ヤクルトの先発は今季9勝のサイスニード、オリックスの先発は打撃面を買われて山﨑福也が先発となった。

オリックスは3回表、一死三塁から山﨑福の右前適時打で先制に成功。さらに続く安達の安打で一死一・二塁とすると、宗の右前安打を右翼手サンタナファンブルし、1点を追加。5回表には、二死一・三塁から杉本の三塁適時内野安打で1点を追加し、3-0とリードを3点に広げた。

オリックスの先発・山﨑福は4回4安打無失点に抑えると、5・6回は山﨑颯、7回は宇田川が無失点で繋いだ。8回に登板したワゲスパックは、オスナ、中村の安打とサンタナの四球で二死満塁のピンチを招くも、長岡を空振り三振に打ち取り、3点リードのまま9回裏を迎えた。

9回裏は阿部が登板。ヤクルトは、先頭の宮本が二塁打、塩見が四球を選んで無死一・二塁のチャンスを作ると、1年目の代打の内山が左翼へ3点本塁打を放ち、土壇場で同点に追いつく。それでも阿部は後続の山田、村上、オスナを抑えてサヨナラは許さず、試合は延長戦に入った。

 

 延長10回は両チームともにチャンスを作るも得点できず、膠着状態のまま最終回の延長12回となる。

12回表、オリックスは二死から代打・頓宮が安打で出塁。代走・佐野皓が盗塁し二死二塁とすると、ヤクルトの8番手・木澤が紅林への投球を暴投。佐野皓は二塁から一気に本塁に突入し、オリックス勝ち越しと思われたが、投球がベンチに入っていたことでボールデッドとなったため得点は認められず、二死三塁で試合は再開した。オリックスはその後、紅林が四球を選んで二死一・三塁としたものの伏見が三直に倒れ無得点。その裏のヤクルトは三者凡退に倒れ試合終了。規定により引き分けとなった。

 

試合時間5時間3分は、2010年第6戦の5時間43分(延長15回)に続いて史上2番目の長さ、延長12回で終わった試合としては前年第6戦の5時間0分を超え史上最長の試合時間となった。両チーム合わせて投手16人が登板したが、これは2018年第1戦(広島対ソフトバンク、延長12回引き分け)の15人を上回り史上最多で[31]、出場選手44人は同試合以来史上3度目のタイ記録となった。

 

 

第3オリックス1-7 ヤクルト

https://npb.jp/scores/2022/1025/b-s-03/

 

合計 0pt(全体371位)

 

オリックスの本拠地京セラドーム大阪に移っての第3戦。オリックス先発は宮城大弥、ヤクルト先発は高橋奎二と昨年第2戦と同じ顔合わせとなった。

オリックスは4回裏、一死二・三塁と先制のチャンスを作るものの6番・中川圭、7番・杉本が連続三振に倒れ、無得点に終わると、直後の5回表、ヤクルトは、二死一・二塁から、前打席で、今シリーズ11打席目にして初安打を放った山田が、左越え3点本塁打を放ち先制に成功。山田はこれで日本シリーズ通算5本塁打となり、球団史上最多となった。

 

その後、ヤクルトは7回表に丸山のバントヒットと四死球で二死満塁のチャンスを作ると、村上が押し出し四球を選び1点を追加。さらに9回表には一死一・二塁から村上の2点適時二塁打(福田の悪送球で三塁進塁)、オスナの中前適時打で3点を追加し、リードを7点に広げた。

 

ヤクルトの先発・高橋は6回無失点に抑え、前年の日本シリーズ第2戦に続き15回連続無失点を記録。7回は石山、8回は清水がそれぞれ無失点に抑え、9回表終了時点で7-0と大きくリードした。

オリックスは9回裏、ヤクルトの5番手・小澤から中川圭、杉本、代打・西野の三連打で1点を返すも、後続が倒れて試合終了。ヤクルトが第3戦に勝利し、対戦成績を2勝1分とした。

 

このカードの日本シリーズは前年から2点差以内の試合が8試合続いていたが、9試合目にして3点差以上の試合となった。

 

 

 

第4オリックス1-0ヤクルト

https://npb.jp/scores/2022/1026/b-s-04/index.html

 

合計 7.0pt(全体123位)

1点差試合 3.0pt、 1-0 1.0pt

零封 2.0pt、3安打試合 1.0pt

 

オリックス先発は山岡泰輔、ヤクルト先発は石川雅規で始まった。

ヤクルトは1回表、ヒットと投手・山岡のエラーで無死一・二塁のチャンスを作るも、山田、村上、オスナの中軸が倒れ、無得点に終わる。一方のオリックスは直後の1回裏、佐野皓の二塁打と2つの四球で二死満塁のチャンスを作るも、杉本が空振り三振に倒れ、こちらも無得点に終わった。

その後も両チーム共にランナーを出しながら無得点に終わり、0-0で迎えた3回裏、オリックスは先頭打者の中川圭が死球で出塁すると、二死二塁として、杉本が左前適時打を放ち、1点を先制した。

そのまま1-0で迎えた5回表、ヤクルトは一死から塩見が中越三塁打を放ち、一死三塁と同点のチャンスを作るとオリックスはここで先発・山岡から2番手・宇田川に交代。宇田川は続く山崎、山田を連続三振に打ち取り、無失点で切り抜けた。宇田川は6回表も続投。2つの四球で一死一・三塁のピンチを招くも、サンタナ、中村を連続三振に打ち取り、リードを守った。

7・8回は3番手・山﨑颯が登板。無安打無失点に抑えると、9回はワゲスパックが無死二塁のピンチを招きながらも無失点で凌ぎ、オリックスが1-0で勝利した。

 

 

 

第5戦 オリックス6x-4 ヤクルト

https://npb.jp/scores/2022/1027/b-s-05/index.html

 

 

合計34.4pt(全体18位)

2点差試合 1.0pt、2点差逆転2.0pt、1点差逆転0.7pt

1点差逆転0.7pt、9回逆転 13.0pt、吉田正尚2HR 2.0pt、サヨナラHR 15.0pt

 

オリックスは今季自己最高の9勝をあげた田嶋大樹、ヤクルト先発は1年目の山下輝。

山下は新人投手の先発登板としては2019年第3戦の巨人高橋優貴以来3年ぶり、ヤクルトに限ると1992年・対西武第3戦の石井一久以来30年ぶり。

ヤクルトは、初回、オスナのタイムリーで1点を先制すると、2回表、このシリーズ不調で打順降格となっていたサンタナのレフトへのソロホームランで0-2。

対するオリックスは4回裏、2アウト1,2塁から紅林、若月の連続タイムリーで同点に追いつく。直後の5回表、投手田嶋の捕球ミスのエラー等で1アウト1,3塁となると、中嶋監督は比嘉にスイッチ。ここで好調オスナを併殺に打ち取り、ピンチを脱すると、その裏、吉田正尚がシリーズチーム第1号となるライトへのソロホームランで勝ち越しに成功する。

しかし、6回表、ヤクルトは替わった近藤を攻め、2アウト2塁から長岡のタイムリーで同点。その後内野安打で2アウト1,2塁とするとベテラン青木が一塁線を破るタイムリー2ベースで逆転に成功する。その後は両チームのリリーフ陣が抑え、1点差で9回裏を迎える。

9回裏マウンドにはヤクルト守護神マクガフ。先頭安達が四球で出塁、続く福田が犠牲バントで1アウト2塁。2番・西野にピッチャー強襲のあたりで、マクガフは素早く打球を処理し一塁へ送球するもこれが悪送球となり、土壇場でオリックスが同点に追いつく。

続く3番中川圭が三振。2アウト1塁となり4番吉田正。2球目の浮いたスプリットを逃さず、ライト5階席まで運ぶこの日2本目となるサヨナラホームラン。シーソーゲームを制したオリックスが2勝2敗1分けのタイに戻した。

 

 

第6戦ヤクルト0-3 オリックス

https://npb.jp/scores/2022/1029/b-s-06/index.html

 

合計7.0pt(全体123位)

零封2.0pt、1安打試合5.0pt

 

再び神宮に戻っての第6戦。ヤクルト先発は第1戦から中6日の小川泰弘。オリックス先発は第2戦から中5日の山崎福也。

初回、互いに先頭打者が出塁するも無得点。その後投手戦が続き、5回終了まで0-0

6回表、オリックスはこの日1番に起用された太田椋が2本目となる安打で出塁すると、宗の犠打と吉田正への申告敬遠で二死一、二塁とし、杉本の右前打で太田が本塁生還し先制点を挙げる。その後なおも満塁としたが紅林が見逃し三振で追加点はならず。その裏ヤクルトもオリックス2番手宇田川から二死の後山田、村上の連続四球で一、二塁としたものの、オスナが三振に倒れ同点の機会を逃す。その後は両チームのリリーフ陣がシャットアウトし、0-1のまま9回となる。

9回表、オリックスはヤクルトの4番手マクガフから先頭打者の安達が右前安打で出塁すると続く紅林の犠打をマクガフが一塁悪送球する間に安達が生還し追加点、紅林も三塁に進塁し、一死後西野の犠飛で3-0とした。

9回裏はワゲスパックが三者凡退に抑えて試合終了。オリックスが敵地で王手をかけた。

 

 

第7戦ヤクルト4-5 オリックス

https://npb.jp/scores/2022/1030/b-s-07/index.html

 

合計3.0pt(全体224位)

1点差試合 3.0pt

 

後がなくなったヤクルト先発は、第2戦から中6日サイスニード、王手をかけたオリックス先発は第3戦から中4日の宮城大弥。

第5戦のサヨナラから勢いに乗るオリックスは1回表先頭太田椋がサイスニードの初球を捉えると、打球はバックスクリーンへ。日本シリーズで初の「初球先頭打者本塁打」でオリックスが先制点をあげる。勢いに乗るオリックスは、2安打1死球で2死満塁のチャンスを作るも紅林は三振。ヤクルトはなんとか1失点に凌ぐ。

対するヤクルトは2回裏、中村、サンタナの連打で2死1,2塁とするも長岡が遊ゴロで得点ならず。

その後3,4回は両先発の前に三者凡退。0-1のまま5回を迎える

5回表先頭の伏見が右前安打を放つと、続く宮城はバントの構え。初球少し高めの球をバットに当てるとチャージしにきた三塁手村上が逆をつかれ、内野安打。続く太田もバントの構え、初球を当てると打球は三塁方向へ、しかし三塁手村上は、三塁フォースアウトを狙ったのか三塁ベースへ。投手サイスニードが追いかけて捕るもどこにも投げられず無死満塁となった。

2番宗が引っ張った打球をオスナが好捕、一塁ベースを踏み本塁へ送球。三塁ランナー伏見は挟まれ2死2,3塁となる。続く3番中川は四球で再び満塁

ここで第5戦サヨナラHRの吉田正尚となるが初球内角の球が逸れ死球。思わぬ追加点となると、続く杉本は左中間で飛球を放つ。センター塩見が追いつき捕球と思われたが落球(エラー)走者一掃となる。この回ヤクルトは相次ぐ守備の乱れで0-5とリードを広げられた。

ヤクルトは6,7回宇田川からランナーを出すもともに無得点

しかし8回、ここまでこのシリーズ無失点の山﨑颯一郎から1死1・2塁とチャンスを作ると村上のタイムリーで1点を返し、オスナの3ラン本塁打で一気に1点差に詰め寄る。

9回裏4-5の1点差でマウンドにはここまで1H2S無失点のワゲスパック

ヤクルトは第2戦土壇場での代打同点3ランを放った内山を送るも三者凡退に抑え最後は塩見を空振り三振に討ち取りゲームセット。オリックスとしては26年ぶり5回目。バファローズとしては初の日本一に輝いた。