バルバロムの思考迷路

思ったことを書く。いいことも悪いことも。要は掃き溜め

円運動するパーティーピーポー

ランダム生成されたことばで1記事つくろう

 

こんにちは。バルバロムです。

数か月ぶりくらいにブログを書きます

突然ですが・・・

 

 

 

みなさ~~~ん 文 字 書いてますか~~~~???

 

 

 

 

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え?書いてない?そんなあなたは

 

 

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はい、地獄に落ちます

ブログをしばらく更新をしない。ツイッターも更新頻度ないのに飯ツイートくらいしかしない私も地獄に落ちます。

これは決定事項です。

しかし、私も人間です。少しでも楽な地獄に落ちたい、衆合地獄(※1)から黒縄地獄(※2)くらいには楽になりたいので久しぶりに記事を書こうと思います。

 

 

 

 

とは言っても題材も何もない状態でブログを書くというのは難しいです。

どれくらい難しいかというとサイゼリヤの間違い探し(※3)すべて当てるくらいです。

 

そこでこんなものを見つけました。

「ランダム単語ガチャ」

https://tango-gacha.com/

 

 

単語を無造作に2つ以上提示してくれる便利サイトです。

ここで提示された単語をタイトルとして利用し、1記事書こうじゃないかということです。

 

さて1記事書く前に1記事の文字数はだいたいどれくらいなのかとググってみたらこんな感じでした

 

 

 

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一番上の記事によるとだいたい8300文字らしいです。

この記事の内容は読まれやすい記事と文字数の相関関係的なものを調べたものなので、平均文字数というと疑問ですが、8300文字あれば最低限はクリアできるっぽいので、今回は8300文字程度を目標にしたいと思います

 

その下のブログに文字数なんて関係ない・・・は見なかったことにします。

平均文字数を調べてるのにそんな1周回った後に見るやつをこんな上位に置くな

 

 

 

さて早速単語ガチャを引いていきましょう!

 

出てきた単語は!

「パーティーピーポー」と「円運動」でした!

 

えっ・・・ムズない?

 

 

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『円運動するパーティーピーポー』

 

 

時は19世紀、フランス革命ナポレオン戦争後の秩序再建と領土分割を目的として各国列強がオーストリア帝国ウィーンに集まっていた。会議を主導したのは、議長国オーストリアのほか、イギリス、プロイセン、ロシア。中でも議長メッテルニヒとイギリス代表カースルレイが中心的な役割を果たした。この会議には、ナポレオン戦争に敗れたフランスも招待されており、その代表としてタレーランが招かれていた。

 

タレーランは、フランス革命より領土の範囲を以前の状態に戻すことを主張したが、各国代表も、それぞれ領土拡張を目指し取引をしようとした。また、集まった人々は毎晩、宴会や舞踏会を行った。結果として、数ヶ月経っても遅々として進捗せず、タレーランはこう言った。

 

「会議は踊る、されど進まず」

 

 

舞踏では一般にステップを踏みながら円を描くように動く。そのため決してA点からB点に位置を移動するようには動かない「堂々巡り」の円運動する状態を、実際に外交交渉よりも連夜の舞踏会の方が目立った会議にかけ、こう表現したのである。

 

 

 

 

一方、時は現代、2010年代の10月31日の渋谷は騒乱の場と化していた。

痴漢、盗撮、大量のごみ、そして、挙句の果てには路上に停めてあった軽トラックを数人が取り囲んで横転させ、車の上に乗って飛び跳ねる。その日の渋谷は、まさしくハロウィンの名を借りた無法地帯であった。

 

このような、ハロウィンやクリスマスなどイベント事が大好きで、イベント毎に、いやイベントがなくてもクラブなどで、大勢で遊び、騒ぐことを好む者をパーティーピーポーと呼ぶ。

さらに巷では、パーティーピーポーを短縮化し「パリピ」と呼ぶ。

現在の学生たちは、友達や大勢で楽しく遊ぶことが好きもしくはその行為自体を「パリピ」と呼んでいるようだが、我々の世代20代後半~30代の「パリピ」は、パーティー、クラブ、イベントでお酒を飲んだり騒いだりする人であり、チャラチャラしている不真面目な人間の呼称である。我々世代は、「陽キャパリピ」なのに対し、現在の学生たちは、「陽キャパリピ」となっている言語意味の合体化が起こっている。

 

話を戻して、2010年代の渋谷であるが、このハロウィンの騒乱の暴徒はまさしく我々世代で言う「パリピ」の最たるものであった。

大勢で意味もなく、騒ぎ、狂い、時にはパリピ以外の人々に迷惑をかける。騒ぐことを正とし、騒がない者を異端と蔑む。生産性の全くないこのイカレ野郎どもを我々は蔑まれた憎しみも込めて「パリピ」と呼んだのである。

 

さらに話を戻して、ウィーン会議ではどうだっただろうか。タレーランは、フランスの旧国土を守るためにウィーンにやってきた。しかし行われるのは連夜の宴会・舞踏会。人々は酒を飲み、踊り狂った。昼になり、会議の時間となると人々は、己の利権を叫び、画策しあい、紛糾した。昼夜問わず騒ぎ、遅々として会議が進まない状況を前に、フランス革命以前の王政を復古させ、ヨーロッパ全体の秩序を取り戻したいという主義を抱えていたタレーランの目には、この騒ぐ人々は、どう映ったであろうか。

おそらく「生産性の全くないこのイカレ野郎どもめ」と思ったことであろう。19世紀でもパリピは他人を困らせていたのである。

 

現代においても、19世紀であってもいわゆるパーティーピーポーは、生産性がないのである。もっと詳細にいえば、パーティーピーポーは同じ所をぐるぐるしがちである。会議では議論の進展を見せず同じ議題でぐるぐるさせ、舞踏会でくるくる踊る。クラブという狭い箱の中でぐるぐる移動し踊り、時間を消費する。渋谷のハロウィンも渋谷のスクランブル交差点という箱の中でぐるぐる移動し騒ぐ。パーティーピーポーの行動は、狭い箱の中をぐるぐると円運動し満足するという一般市民から見れば奇怪で滑稽なものに映るであろう。

 

 

 円運動をする動物として最たるものは、ハムスターであろう。ハムスターと言われ人々がもっと思い浮かべる姿は、回し車を走る姿であろう。ひたすらに回し車を走る姿はパーティーピーポーに似て滑稽であるが、走る理由はパリピと真反対である。

 

 

 

ハムスターが回し車で走るのは、もともとかなりの運動量が必要とする動物だからである。野性のハムスターは、砂漠や草原などの地中に巣を作って暮らし、夜行性のため日中は眠り、夕方から夜中にかけては自分の縄張りに出る。そして、エサを探したり縄張りを見張ったりするため活発に動き回るという。ハムスターの縄張りは広く、1日数kmに及ぶほど移動距離が長くなり、ペットのハムスターにも野性の名残があるため、本能的に長距離動き回ることを求めるのだ。しかしケージは狭いので、回し車の中で同じくらいの距離をせっせと走り続けるのである。回し車を激走しても自然と違い、景色が変わらない点に関して何にも思ってなさそうという鈍感ポイントはあるが、ハムスターの激走は生きるために必要なことで生産性の塊だったのである。

 さて、ハムスターと「パリピ」とくれば私が思い浮かべるのはアレである。読んでいるあなたもピンときたかもしれないが、そう「ハム太郎」である。

正確にいえばハム太郎自体ではなくOPで流れる「とっとこ~はしるよハム太郎~」でおなじみの「ハム太郎とっとこうた」である。いつからかは忘れたが、アニメソングを中心とするDJイベントなどで本曲を流し、曲に合わせて参加者たちが曲を歌いながら円運動(サークルモッシュといううらしい)を行ったり、コールやMIXを叫ぶなどをするのが流行し、定番となっている。Twitterのタイムラインなどでその様子の動画が流れてきたこともあるが、まさしく「パリピ」の姿であった。参加者の姿はアニソンDJイベントということもあり、どちらかと言えば、陽キャというより陰キャであったが間違いなく、叫びながら円運動する姿は恐ろしいパーティーピーポーであった。まあ、クラブに流れる平和な歌詞の「ハム太郎とっとこうた」という非親和性、ハム太郎の曲を流しながら、ハムスターと同じように円運動して踊るという自虐の笑いを生み出すという点では、いくらか生産性があるのかもしれないが・・・

ともかく、「陽キャパリピ」としながらも陽キャパリピ性を忌避していた陰キャがパーティーピーポーと化しているのである。

陽キャパリピ」としながらもパリピ陽キャが行き当たるもので、陰キャパリピになることはないと考えていた我々世代、そして、「陽キャパリピ」として陽キャパリピを同一化し、陰キャと対極であるとしていた現在の学生たちの認識も超えてきたのである。

 

しかし、私としては当然の帰結であると考える。陽キャが突き抜けた存在がパリピであるならば、陰キャが突き抜けた存在もパリピなのである。

分かりやすい例でいうと政治思想でいう右翼と左翼である。一般でいう右翼左翼は相反するもので、右翼が保守派、左翼が革新派であると言われている。ただ両派とも先鋭排他的となると同じような思想になる。

右翼の先鋭排他的思想で思いつくのはファシズム、特にナチスドイツであろう。彼らは自国民のナショナリズムを扇動するためアーリア人第一主義を掲げ、他民族、特にユダヤ民族に排他的な政策をとった。彼らはアーリア人のための世界を作るためにユダヤ人を殺戮・弾圧し、世界を侵略していった。またナチス、特にヒトラーへの個人崇拝を強いるようになり、

反する者は粛清された。

左翼の先鋭排他的思想で思いつくのは、日本赤軍であろう。彼らは革命や民族解放を標榜してテロやハイジャックなどの過激な非合法暴力行為を行った。また思いつくのが中国の文化大革命であろう。毛沢東思想に反するものを反革命分子とし、殺戮と弾圧をおこなった。

世界を見渡せば、左翼の社会主義国は、先鋭排他的となり、ソ連スターリンや中国の毛沢東カンボジアポルポトなどのように個人崇拝を強いるようになり、反する者は粛清された。

極右にしても極左にしても、「支配者に取っての善き物」を民衆に強制する強権性と独善性、国家や社会の権利が個人の権利を優越し、反するものには殺戮、粛清、弾圧するという暴力による全体主義という点では一致している。

一見すると、相反するものでも逆方向に突き抜ければ同じ思想に行きつくという点は陽キャ陰キャパリピになるというものと共通するのではないだろうか。

 

何が言いたいかというと姿は変わってもパーティーピーポーという生産性のないやべえ奴らという我々の認識の円運動は変わっていないということである。

 

 

ところが、このハム太郎ぐるぐるが、思わぬところで別の形となって表出している

その舞台となったのはタイ王国。2020年タイでは、前年の総選挙で五年間の軍政に表向き終止符を打ったが、首相には軍政のトップだったプラユット氏が就任。さらに2月、若者らが支持した野党が憲法裁判所に解党を命じられ、反政府運動に火が付いた。そこでなぜか

ハム太郎」がそのシンボルになっているというのだ。

デモ参加者はハム太郎のオープニング曲にある「大好きなのはヒマワリのタネ」という歌詞を「大好きなのは納税者の血税」と替え歌にするなどして政府を批判し、議会の解散を求めている。 また、ぬいぐるみなどハム太郎グッズを抱えたデモ参加者もおり、さらに首都バンコクにある「民主主義記念碑」の周囲を集団でグルグル回る様子が、まるで回し車のハムスターのようだともいわれる。デモ参加者の1人は「歪んだ社会構造のもとで将来への見通しが立たない自分たちをカゴのなかのハムスターに見立てた」と説明しているらしい。

 

大勢で騒ぎ、ぐるぐるしているという点でパーティーピーポーであるが、主義主張という生産性を含んでいる。

言葉は時代とともに変遷し、かたちを変えていく。大勢で騒ぎ、イカれた集団だった「パリピ」の意味は、数年で単なる陽キャとなった。

円運動するパーティーピーポーは時代の変化によって、姿やかたちを変え、円から逃れ、価値あるものを生み出す側になる日が来るかもしれない。

 

4072文字ッ・・・・!

足りぬ・・・足りなさすぎる・・・!

文字も・・・!語彙力も・・・!力も・・・!

 

・・・ヤフーニュースの記事だったらこんなでもアリか?

暇な方はランダム生成タイトルで8300文字挑戦してみてください。

 

 

閉廷ッ!

 

 

※1衆合地獄

原始仏教の経典とされる長阿含経に書かれている八熱地獄のうちの1つ。相対する鉄の山が両方から崩れ落ち、圧殺されるなど苦を受ける。剣の葉を持つ林の木の上に美人が誘惑して招き、罪人が登ると今度は木の下に美人が現れ、その昇り降りのたびに罪人の体から血が吹き出す。それは誘惑に負けた罪とされる。鉄の巨象に踏まれて押し潰される。これを106兆5800億年繰り返す。ちなみにこれで軽い方から3番目である。

 

※2黒縄地獄

鬼が罪人を捕らえて熱く焼いた縄で身体に墨縄をうち縄目をつけ、熱鉄の斧で縄目の通りに切り裂き、削って恐怖と激痛を与える。また左右に大きく熱した鉄の山がある。山の上に鉄の幢(はたほこ)を立て、鉄の縄をはり、罪人に鉄の山を背負わせて縄の上に登らせ、そのまま渡らせる。すると罪人は縄から落ちて砕け、あるいは鉄の釜などに突き落とされて煮られる。13兆3225億年これを行う。軽い方から2番目でこれである。

 

※3サイゼリヤの間違い探し

イタリアンファミリーレストランサイゼリヤのキッズメニューの表紙に描かれているものである。すべて見つけるのが難しいと評判となり、まちがいさがしを集めた本まで出版されている